コーキングの作業-明石市O様邸の外壁塗装・屋根塗装工事
2015.02.17 (Tue) 更新
いつもご覧頂きありがとうございます。
本日はコーキングの作業をさせて頂きました。
まずは撤去からです。
撤去前
撤去後
さて、正面から見れば、現状のコーキングを綺麗に切り取っているように見えますが、そのボードの側面を見ると・・・
おわかりになりますでしょうか?
実際にはほんの数ミリですが、撤去しきれていないコーキングが残っており、サイディングボードの素地まで見えていません。
もちろん、この上から丁寧に施工をしても、ボードに面しているのは、古くなったコーキングですので、前施工業者様によってはプライマーの塗りが甘く、古いコーキングごとボードから剥がれて、切れてしまったりということが考えられます。
なので、私たちは、しっかり素地が出るように、一度の撤去(切り出し)では取りきれない分も、しっかり削ぎ落としていきます。
撤去後
このように、灰色の素地が見えます。
その上で、両側にテープを貼り、養生していきます。
縦樋の裏にもコーキングはあります。
樋のかぶり方によっては、とても狭い場合が多いですが、もちろんこの部分も傷んでいます。
この部分は施工業者さんによって、何も触らずに工事をしたり、上からの増打ちでの施工をしたりと、仕様は様々ですが、私たちは、狭い場合でも、出来る限り撤去をさせて頂きます。(Vカット)
コーキングの性能は、適度な厚みがあって初めて発揮されるものですので、なるべく撤去し、性能を発揮できるように施工させて頂きます。
もちろん、全て撤去できる部分は撤去させて頂きます。
さて、今回、撤去させて頂くと、このようになっている部分が多く見られました。
ちょうど、写真に写っている目地の上下でバックアップ材が入っている、いないに分かれます。
これは、ボードの厚み等によっては深くなりすぎる場合があるので、必要に応じて、入れていくものなのですが、今回の場合、ボードの凸面に関しては適度な厚みが出せていますが、目地の凹部分に関しては、バックアップ材を入れることで、十分な厚みが取れていない部分がほとんどでした。
それが結果として、早い段階での破断を生じさせているケースが見られました。
また、多くのバックアップ材が、片面は両面テープが付いており、ずれ落ちてこないように貼り付けて固定できるようになっているのですが、
写真のように、両面テープを剥がさず、ただ埋めているだけの部分もありました。
もちろん全てのお家でこのようになっている訳ではありませんが、一度コーキングを充填してしまうと、その中がどのようになっているから、このように、撤去してみないと、僕らでもわからないケースが多いです。
何も無ければ良いのですが、それが原因で何かしらの不具合が生じてしまうケースも往々にしてありますので、私たちは、そういったことが無いように、プロとして細かなところまで配慮させて頂きますし、前回にそういった施工をしていることが発覚した場合には、出来る限りこの解消に努めさせて頂きます。
明日はプライマーを塗り、新しいコーキングを施工させて頂きます。