逆プライマー塗装や軒天井二回塗り 外壁下塗り 等 – 神戸市須磨区K様邸 外壁塗装工事
2015.12.17 (Thu) 更新
いつもご覧いただきありがとうございます。
最近、冷え込んできましたが、ハートは熱く、皆様のお家の工事を頑張ります!
本日は
養生続き
逆プライマー塗装
軒天井二回塗り
外壁下塗り
の作業をさせて頂きました。
逆プライマーというのは、シリコンのシーリング材を施工してある場所(主に電気の配管カバーの回りやダクトカバーのすき間など)への塗料の密着をよくするために塗る材料のことです。
シリコンシーラントの上は、そのまま塗装すると塗料を弾いてしまい、密着が悪いので、逆プライマーを施工し、密着性を高めます。
※DIYへのワンポイントアドバイス※
最近、地域のホームセンターさんでも、シーリング材の取り扱いが豊富になってきており、ちょっとした補修などはご自身でされる方が増えてきています。
ですが、逆に種類が多すぎて何がなんやらという方も多いと思います。
ここでは、塗装工事の目線からアドバイスをさせて頂きます。
●シリコンと変成シリコン●
売り場には「シリコンシーラント」と「変成シリコンシーラント」が売られていることが多いです。
ざっくりな説明をすると、
「シリコンシーラント」・・・シーリング部分への塗装に向かない※シリコンの成分がペンキを弾いてしまい、密着しません。
「変成シリコンシーラント」・・・シーリング部分への塗装可能※将来的に塗装する部分(外壁・屋根等)の補修にはこちらの方が向いています。
その中でも、塗膜への汚染性の少ない「ノンブリード」タイプや、乾燥の速い「速乾」タイプなど様々なものがありますが、大きく分類すると塗装するような部分へは変成タイプのシーリング材を用いて補修して頂くと、その後の塗装工事への影響が少ないです。
さて、今日の作業に戻ります。
逆プライマーを施工し、乾燥を待ち、外壁の下塗りへ進みます。
外壁 施工前
施工比較
施工後
今回、細かなクラックもしっかり埋める為に、浸透タイプではなく、サーフェーサータイプの膜を張る下塗り材を使用しました。
全てのクラックをシーリング材で補修してしまうと、補修跡が目立ってしまい仕上がりの美観を損ねてしまいます。ですので、現状の傷み具合に応じて下塗りを選定し、耐久性はもちろん仕上がり具合を考えて施工していきます。
軒天井の塗装
施工前
軒天井は、直接雨が当ったりは少ないですが、逆にそのせいで、汚れが流れることなく沈着したり、湿気によってシミが出来ていたりします。
また、湿気を抜く場所でもあるので、軒天に向いた材料(透湿性の高いもの)を使用し、施工していきます。
1回目 施工比較
1回目 施工後
2回目 施工比較
施工後
さて、ここまで完了しましたら、明日はいよいよ外壁の中塗りへ進みます。
色が付いてくると、施主様にも仕上がりのイメージをして頂きやすく、また、工事も進んできていると気付いて頂きやすいです。
明日もまた寒い日が続くみたいですので、皆様も体調には気をつけてお過ごしくださいね(*_*)