外壁と屋根の塗装工事 2階建て一度塗り替えをされているお家
2016.01.14 (Thu) 更新
いつもご覧いただきありがとうございます。
本日は、神戸市須磨区のT様邸のシーリング工事の様子を紹介させて頂きます。
これまでに1度、塗り替えをされているお家で、前回の塗装が色あせてきていることから、今回、工事をさせていただけることとなりました。
1F部分の外壁が、窯業系サイディングボードで作られている為、まずは、その部分のシーリング作業から進めていきます。
こちらが施工前の状態です。
外壁がぼんやり白がかっているのは、チョーキング現象という防水切れのサインになります。
塗膜の表面の傷みもそうですが、シーリングの目地部分にもしわが寄った形で、劣化が出て来ているので打ち直していきます。
撤去するとこのようになります。
これはハットジョイナーと呼ばれる部材で、「目地の高さ調整」と「3点密着を防ぐ」というのが主な役割です。
ただ、今回の場合、よく見てみると、ハットジョイナーの高さが左右で違うのがお分かりになるかと思います。
本来であれば、目地の太さに合わせてサイズを選定するものですが、今回、このような部材が選定されていました。
もちろん、1つの目地において高さが均一でなければ、劣化の生じ方や目地の機能にも影響が出てしまいます。
こういったことは改修工事をしないと発見出来ないので、施工時には注意が必要です。
両サイドにテープを貼り、プライマーを塗っていきます。
プライマーが乾燥したら、新しいシーリング材を打ちこみ、表面をヘラでならし、テープを剥がして完了です。
このように、仕上がり色に近い色で施工(共色施工)することで、将来的に塗装が傷み、シーリング材が表面に顔を出したときでも、不格好ではありません。
大抵の場合、塗装の色とシーリング材の色が違い、劣化が進んだ場合に、色の差でより傷みが目立ってしまいます。
その場の施工はもちろんですが、施工後の細かなところまで考えて施工することで、お客様により喜んで頂けるような工事を心掛けていきます。
次回は、シーリング材の乾燥を待ち、高圧洗浄の作業に移らせて頂きます。